テーマを選んだ背景は
自身が認知するジェンダーによって差別される可能性が高いものであるにも関わらず
差別に対して向き合う機会が少ないと感じたことにあります
私は、 幼いころから、女性であることで差別を受けたと感じたことがあります
その経験から進路を変えたり、人を信じることが怖くなってしまったり、自信を喪失することも多々ありました
そんな中、社会変革リーダーシッププログラムCHANGEに出会いました
様々な考え、価値観に触れることや社会変革に対して行動することを通して
誰もが「自分らしくいられる、誇れる自分でいてほしい」という想いが込み上げました
これまでは「だめだ。私だから」だったのが
「大丈夫。私だから」に少しずつ変わりました
ジェンダーは差別もしやすく、差別をされやすいものだと感じています
だからこそ参加者同士で経験を語り合い、差別に対して向き合うことが「今」必要なのです
ジェンダーの公正について何ができるか考え行動する力
そして自分自身も誇りに思えるようCHANGE 2020のテーマを「差別に立ち向かう-ジェンダー公正を求めて-」としました
CHANGE 2020 ディレクター 由井
2020年3月19日(金)-20日(土)まで、オンラインで初となる社会変革リーダーシップ開発プログラムCHANGE 2020が開催されました。当日の様子をCHANGE 2020 ディレクターの由井さんから報告が届いたので紹介します。
CHANGE2020が開催されました。
全国各地の「社会問題を解決したい」という意思を持つ中学生・高校生・大学生・社会人といった若者が参加し、CHANGEネットワークの一員になりました。
2日間によって行われたCHANGE 2020を配信場所でもあったCHANGEネットワーク本部があるSocial House Hayamaの写真も交えながらご紹介いたします。
2020年3月20日(金)
CHANGEと安心の場づくり(アメリカにおける宗教間対話などの手法からの学び)
自己紹介をした後に、CHANGE2020実施協力団体Wake Up Japanの対話のための23の約束を確認しました。
CHANGEネットワークと社会変革について
CHANGEネットワークの説明と社会変革をなぜするのかについての講演がありました。
Defining Moments-社会を変える、その気持ちを維持するために必要なこと‐
3、4人組でグループを作り、そのなかでなぜCHANGE2020に参加したのか
社会の不公平な問題を解決することが重要なのか、そのきっかけや原体験を分かち合いました。
システム思考とアイデンティティ-痛みをとらえなおす-
自身のアイデンティティのサークル(自身のことを説明する上で、キーワードになるものを4つ挙げて書いてもらう)を作成し、グループで分かち合いをしました。
感想として、「アイデンティティでそんなのがあるのか!と発見が多く面白かった。」「他の国との違いみしれて関心を持って参加することができた。」といったような声が寄せられました。
キャンペーン・キーモーメント
社会問題に対してイベントなどを行う際にcelebration(成果を祝福すること)が重要になることを学びました。
2020年2月21日(土)
ジェンダーと交差性(Intersectionality)
男女の違いや生物学的な性とジェンダーの違いなどをグループで話し合いました。
また、ジェンダーにおいてのクイズを行い、日本の現状を知る機会に繋がりました。
NVC(共感的コミュニケーション)-平和の日常での実践-
自身の感情が動いた話をしてもらい、お互いの気持ちを考えたり、分かち合いを行いました。
感想として、「”要求と強要”が考えるきっかけになった。」「意外と人が頼み事をするときに、罪悪感を持たせるような頼み方をするのではないのかと思った」という声が寄せられました。
ガンジーの氷山
活動していく中でどう自分自身をいたわるかをメンバーで考えました。
CHANGEパネル
運営メンバーがどうして今に至ったか、そしてどんなことに情熱を持って行動しているのかをメンバーで分かち合いました。
アクション・プランニング
実際に今までの体験や分かち合いを通して、これから1年間の活動を計画しました。また分かち合いをする中で、繋がりを感じることもできました。
今回、オンライン開催という中でも以来のCHANGEのように一番感想が多かったのは参加者や運営のメンバーを通して、さまざまな価値観や考え方に触れられたことでした。
CHANGE2020ー差別に立ち向かうーは無事終了しました。来年のテーマは何かとても今から楽しみです!
社会問題に対して行動を起こす仲間がここで集い、新たな一歩になるきっかけになれば幸いです。
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